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桜満開の春、備前へ作家訪問に
春の訪れとともに、桜も満開🌸
そんな中、久しぶりに作家訪問へ行ってきました!
向かったのは、岡山県備前市。
今回ご縁をいただいたのは、備前焼作家・髙木純さんです。

横浜出身、京都で学び、備前へ
髙木さんは横浜のご出身。
京都で陶芸を学ばれた後、備前の地で作陶されています。
「釉薬を使わず、土と炎だけでここまで表情が出せるのかと…それに惹かれました」
そう語ってくださった髙木さん。
伝統の備前焼に魅せられつつも、独自の感性で「可愛い」といろいろな世代の方に
愛される形やフォルムにこだわって作陶されています。
日本六古窯のひとつ、備前焼とは?
備前焼といえば、日本六古窯の一つに数えられる、歴史ある焼き物。
- 鉄分を多く含む土を使用
- 釉薬をかけずに焼成
- 登り窯などで約2週間もの時間をかけて焼き締め、自然の窯変を楽しむ
そんな伝統的な備前焼を、髙木さんは電気窯という現代的な手法を用いて
独自の方法で見事に備前焼の良さを表現されています。
備前焼 × 電気窯という革新
訪問したのは、備前の閑静な住宅街にある髙木さんの陶房。
旧家屋の素敵な佇まいのお宅でした。


美しく整った工房の奥には、丁寧に並べられた作品の数々が。


登り窯が見当たらず質問すると
「登り窯は使っていません。電気窯で焼いています」
との答えが。

釉薬を一切使わず、窯の中に炭を入れて焼成することで
炎の窯変を生み出す、という見事な技法。
そのうつわの表面の滑らかな手触りの良さにも驚きました。
“可愛い備前焼”で日々の食卓を彩る
髙木さんの作品の魅力は、その形の可愛さと使いやすさ。


- 丸みを帯びたコロンとしたフォルム
- 手になじみやすく、日常づかいにぴったり
- 若い世代や初めて備前焼を手に取る方にもやさしいデザイン

備前焼というと「渋くて重厚」というイメージを持たれる方も多いですが、
髙木さんの作品は、そのイメージをやさしくくつがえしてくれます。
陶和にも髙木さんのうつわが並んでいます!
現在、陶和でも髙木純さんのうつわを取り扱っております。
もしお近くにお越しの際は、ぜひ手に取ってご覧ください。

きっと、備前焼に対するイメージが変わるはずです♪
髙木さん、お忙しい中ご丁寧にご案内いただき、本当にありがとうございました。