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初めてのご縁、はしもとさちえさんを訪ねて
今回初めてご縁をいただき、はしもとさちえさんの工房を訪問させていただきました。
広々とした作業スペースには、大きな電気窯が2基。
きちんと整頓された工房のあちこちにはグリーンが飾られており、
やさしくナチュラルな雰囲気に心が和みます。


建築から陶芸の世界へ
はしもとさんは大阪出身。お話ししていても親しみやすく、つい会話が弾みます。
大学では建築を学ばれ、在学中に陶芸と出会い、卒業後は作陶の道へ。
しのぎに込められた、あたたかな手の感触
はしもとさんの作品は、やわらかな曲線としのぎ模様が特徴。
特にしのぎのうつわは、マットで落ち着いた質感が魅力です。


「手に持つと、なんだかホッとする」
そんなうつわたち。
今回は、しのぎの豆皿を削る様子を見せていただきました。

リズミカルに、迷いのない一彫り一彫り——
その手の動きに、長年の経験と感覚がにじみ出ていました。

一枚一枚、丁寧に彫られたうつわからは、
手のぬくもりがそのまま宿っているようなやさしさを感じます。
銀彩のうつわも美しく、時とともに変化
工房で見せていただいた銀彩のうつわもとても印象的でした。
上品に輝くその表面は、使い込むほどに銅のような深い色合いに変化していくとのこと。

「使うことでヴィンテージの様に育つうつわ」——そんな言葉がぴったりの作品です。
日々の食卓とともに、時を重ねて楽しめるのも、手仕事のうつわならではですね。
陶和での取り扱いも、どうぞお楽しみに
はしもとさちえさんのうつわは、今後、陶和にも登場予定です!
少し先になりますが、どうぞ楽しみにお待ちください。
お忙しい中、あたたかく迎えてくださったはしもとさん。
本当にありがとうございました。
これからも、手の中にやさしさが宿るようなうつわづくりを応援しています。