目次
新しいご縁、古川桜さんを訪ねて
今回新たにご縁をいただき、
奈良県の自然豊かな土地に工房を構える作家・古川桜さんのもとを訪問しました。
奈良市内から車でおよそ1時間。
田畑の広がるのどかな風景の中に、静かに佇むその工房には、やわらかな空気が流れていました。

磁器の魅力、手仕事の温もり
古川さんの作品といえば、美しい染付と上絵付のうつわ。
お花や自然のモチーフを、やさしいタッチで描いたうつわが印象的です。
すべて磁土から作られた器は、手触りがなめらかで、絵付けの発色もとても鮮やか。
工房に入ってまず目に入ったのは、大きな磁土の塊と、ろくろで成形されたばかりのうつわたち。
ひとつのうつわが完成するまでに、
- ろくろ成形
- 素焼き前の染付(呉須などで描く)
- 素焼き → 本焼き
- さらに上絵付で色を重ねて仕上げる
という多くの工程を経て、丁寧に作られていきます。


絵付の立体感と、うつわの表情の違い
棚に並ぶ絵の具、ひとつひとつ丁寧に描かれた模様——
上絵付に使われる絵の具は、ぷっくりと立体的な表情を味わうことが出来ます。

裏面には、すべて古川さん直筆のサインが入っており、手仕事の証がさりげなく刻まれています。
すべて手描きのため、一点一点表情が異なるのも魅力のひとつです。

店頭・オンラインショップにて展開中!
現在、陶和の店内には古川桜さんの作品がずらりと並んでいます。

優しい色合いと清涼感のあるデザインは、
梅雨のじめじめした空気もふきとばしてくれるような存在。
また、オンラインショップにも掲載中です!
どうぞ、お気に入りを見つけてくださいね。
感謝をこめて
お忙しい中、丁寧にご対応いただいた古川桜さん、
心より感謝申し上げます。
また作品を通じて、多くの方にその魅力が届きますように。