梅雨の大雨予報の日に、淡路島へ
梅雨真っ只中のある日、大雨予報にもかかわらず
淡路島の陶芸作家・若生沙耶香さんを訪ねてきました。
今回、新しくご縁をいただいた若手の女性作家さんです。
鳥居を抜けた先の海辺の陶房で
海のそば、漁師の神様を祀る鳥居をくぐったその先に、若生さんの陶房があります。

若生さんといえば「泡」シリーズのうつわ。
モノトーンのかっこいい作品を生み出す作家さんは、いったいどんな方なのだろう?
とドキドキしながら伺いましたが
出迎えてくださったのは、はじける笑顔が印象的なとてもチャーミングな若い女性!

玄関を入ってすぐの場所には、若生さんの代表作である泡シリーズのうつわがずらり。


ぶくぶく泡の正体は…?|企業秘密な“泡シリーズ”
作品をよく見ると、リムの部分にまるで泡立っているような繊細な表情が。
つい顔を近づけてじっくり観察してしまいました。

「どうやってこの泡が表現されているんですか…?」
と根ほり葉ほり聞いてしまいましたが、
やさしく教えてくださる若生さんの姿に感動。
具体的な製法は、おそらく企業秘密だと思いますので
「実際に釉薬で作った泡を使っている」とだけ記しておきます…!
美しさと使いやすさを兼ね備えたデザイン
工房では、一人でコツコツと研究と制作を重ねてこられた若生さん。
- 真っ白と真っ黒のモノトーン
- シャープなライン
- 手彫りのしのぎが美しいディテール
どの作品も、和洋中問わず使いやすく、日々の食卓に映える器ばかりです。

私自身、朝食に若生さんのオーバル皿を使ってみたところ、
何気ないご飯もぐっと美味しそうに見えて、気分までアップ♪

「かっこいい料理、作りたい!」と前向きな気持ちになれる器です。
作家さんの人柄も作品の魅力のひとつ
もともと関西出身の若生さんとは、お話のテンポもぴったり。
(きっと、合わせてくださっていたのですね…!)
話が弾んで止まらず、お昼には近くのお魚の美味しいお店へ。
そこでも会話は止まらず…!つい長時間お付き合いいただきました。
秋の納品、そして来年のグループ展も!
現在、秋に陶和への納品を予定中。
そして来年には、グループ展の開催もお願いできそうです!
今から本当に楽しみで仕方ありません。
お忙しい中、快くお時間を割いてくださった若生さん、
本当にありがとうございました。