京都・右京区で作陶されている陶芸家・前田麻美さんの工房を訪問。秋の紅葉散策とともに、繊細なイッチンのうつわが生まれる現場や制作の裏側をお届けします。
秋晴れの京都へ。紅葉と器を楽しむ一日
今日は、気持ちの良い秋晴れ!
朝から京都へ出かけてきました。
まずは午前中、紅葉狩りへ。
嵐山を歩きながら竹林の小径を抜けて、静かな佇まいの「厭離庵(えんりあん)」へ。

紅葉の時期だけ、1ヶ月限定で拝観できるというこの場所。
ピークは少し過ぎていましたが、それでもまだまだ綺麗で、
平日だったこともあり、落ち着いた雰囲気の中でじっくり楽しむことができました。
紅葉のじゅうたんに、真っ赤なもみじの葉がふわりと舞い落ちる姿に、思わずため息。
その美しさに心が癒されました。
苔庭と紅葉の宝筐院もおすすめ
その後は、近くにある「宝筐院(ほうきょういん)」へも足を伸ばしました。
苔むした庭と紅葉のコントラストが見事で、厭離庵とはまた違う趣を堪能できました。

京都・右京区の陶芸家、前田麻美さんの工房へ
紅葉散策を満喫したあとは、本日のメインイベントへ。
右京区で作陶されている陶芸家・前田麻美さんの工房を訪問させていただきました。
工房はご自宅と併設されており、美味しいお菓子をいただきながらの楽しいお話タイム。
その後、実際に工房内を見学させていただき、器づくりの工程も少し見せていただきました。

イッチン技法と型づくりの現場に触れて
前田さんといえば、繊細なイッチン技法(細い線で模様を描く装飾)が魅力。
今回はなんと、その作品の基本となる「型」も見せていただける貴重な機会が!

ろくろや手で形づくられた土を型に当てて基本形を作るとのことで、
その丁寧な作業の積み重ねが、あの美しい器を生み出しているのだと実感しました。
新作にも出会えて、わくわく♪

さらに、新しいシリーズの作品も拝見させていただき、思わず発注もお願いしてしまいました♪
年末ごろにはその新作たちに出会える予定。今からとっても楽しみです!
お忙しい焼成前の時期にも関わらず、温かく迎えてくださった前田さん、ありがとうございました!