2024年12月14日(土)~18日(水)開催の『藤原純・山本雅則 二人展』初日にお越しくださった信楽の山本雅則さんにお話を伺いました。
山本雅則さんと言えば『しのぎ』~新シリーズ『縄目』も登場
「斜めしのぎもリズムを付けて上から刃を入れる」と山本さん
手彫りならではのリズミカルな動きのあるしのぎだと思っていましたが、ひょっとして何かお好きな音楽でも聴きながら彫っていらっしゃるのでしょうか(聞き忘れたことを後悔)。
新シリーズの縄目は、縦にラインを彫り、残った部分にナナメに細かく彫りを入れていくそうです。
ニットの縄編みの編み目のようにも見えますね。
手間はしのぎよりかかるそうですが、どこか温かみのある表情に見えます。
しのぎの美しさとスタイルの違いをお楽しみください~カップ
今回は、カップも種類が豊富です。
今までの定番に加えて、縄目のストレートに持ち手無しのくびれた背の高目のタイプもあります。
定番の大きさ違いも。
「持ち手の無いものも楽しんでもらいたいです。」と山本さん。
あなたは、すっとしたくびれタイプと、ほっこりコロンと丸いタイプ、どちらがお好みですか。
意外と作るのに苦労する箸置き
いつも大人気、定番の箸置き。
実は、小さいけれど工程は大皿と同じで、山本さんの手は大きいので作業が結構大変。
大皿と同じくらいの時間がかかっているそうです。
心して心して使わないと。
人気すぎてご本人が使えないカレー皿
いつも人気のカレー皿。
絶妙のカーブがスプーンを受け止めてくれます。
カレーだけでなく、おでんや煮物など普段の食事にも使いやすいのも人気の秘密かもしれません。
こちらは藤原純さんも愛用されていて、超おススメとか。
ちなみに山本さんご自身は使っていないそうです。
「いつも売り切れてしまう人気作品なので自分で使うのはもったいない」とのこと・・(笑)
新シリーズの丸鉢。放射線上のしのぎが印象的
大きなしのぎが中央から放射状に大胆に入った丸鉢。
大中小の3種類あります。
存在感がありますが、どんなお料理でも合いそうです。
あなたなら何を盛り付けますか。
お正月のなますの紅白や、ゆでた枝豆をたっぷりとか、いかがでしょう。
一面のしのぎが魅力的な陶板皿
中央から細かく入った鎬が見ものの陶板皿。
これも一枚ずつろくろで挽いているそうです。
かわいいミニ片口
片口は3種類。
そのうち手のひらサイズのミニ片口は内側でなく外側に鎬が入っています。
このサイズでは意外とない形です。
豆鉢として使ったり、ドレッシングを入れたりと使い勝手も良く、とても人気のある作品です。
こちらも大きな手ではなかなか作るのに苦労が多い作品だそうです。
寒い信楽から来てくださって、たくさんお話を聞かせてくださった山本さん
ありがとうございました。
2025/1/5まで『藤原純・山本雅則 二人展』期間限定WEB販売
12/22(日)から、『藤原純・山本雅則 二人展』の期間限定WEB販売をいたします。
下のボタンからサイトにお入りください。たくさんの作品が並んでいます。
山本雅則さん、藤原純さんの世界をどうかお楽しみください。
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