冬の食卓をそっと温めてくれる、馬野裕美子さんのやさしい緑のうつわ。クリスマスの雰囲気を纏ったテーブルコーディネートと、相性のよい作家さんの器たちをご紹介します。
馬野裕美子さんの器でつくる、やさしいクリスマスの食卓
今年も少しずつ、部屋の空気が冬色に変わってきました。
そんな季節に恋しくなるのが、馬野裕美子さんの“やさしい緑”のうつわ。
今回は育休中の馬野さんに無理を言って、店主・だいさんお気に入りの数点を譲っていただき、クリスマスの雰囲気とともに写真に収めてみました。
馬野さんの器は、しっとりとした土感が残りつつ、鎬の仕上がりが本当に美しい一品。
食卓に置くと、主張しすぎず、でも確かにその場を整えてくれる存在感があります。
「頑張りすぎない冬のごちそう」をつくりたくなる器。
そんな温度を持ったうつわです。
馬野さんのうつわで楽しむ、冬のごちそう

馬野さんの器を中心にしたクリスマスアレンジ。
深い緑のスープカップや、土の温かみを感じる鎬のマグ、そして柔らかいトーンのプレートが、テーブルを冬の色にしてくれます。
ほんのり灯りがともるような、静かな温かさ。
クリスマスと聞くと赤や金を思い浮かべがちですが、こんな“落ち着いた緑”のクリスマスもすてきです。
パンとスープ、少しの前菜。
そんな日常の食卓が、この器と出会うとふっと豊かになるから不思議です。
矢口桂司さんのうつわと、華やかな冬の景色

2枚目では矢口桂司さんの作品を中心に。
やわらかな黄色や深みのあるブラウン、そして軽やかな白。
釉薬の表情が明るいので、冬のテーブルにも温度と遊び心を添えてくれます。
大きめのグリーンプレートに小皿を重ねるアレンジは、取り皿としても、前菜の盛り付けにもぴったり。
クリスマスはもちろん、年末年始の食卓にも役立つうつわです。
山本雅則さんのプレートで魅せる、凛とした佇まい

山本雅則さんのうつわは、一枚一枚の表情がとても繊細。
縁に刻まれた模様が光を受けて静かに輝き、料理を柔らかく縁取ってくれます。
シンプルだからこそ、食材の色が映える。
冬の食卓を少しだけきりっと引き締めてくれる存在です。
豊田雅代さん、若生沙耶香さん、はしもとさなえさん
三者三様のうつわが並ぶ冬の景色

豊田雅代さん、若生沙耶香さん、はしもとさなえさんの作品を組み合わせたコーディネート。
真っ白な器が持つ清らかさと、飴色のガラスのような器の温かみ。
異なる素材感が調和して、冬のテーブルに深みを生み出してくれます。
アフタヌーンティースタンドと合わせると、少し特別なひとときに。
日常と非日常のあいだの、ちょうどいい贅沢を楽しめます。
馬野裕美子さんのうつわ、あらためて

最後の写真では、今回入荷した馬野さんのうつわがずらり。
やわらかいホワイト、深みのあるブラウン、そして印象的なグリーン。
どれも土の息遣いが残りつつ、細やかな鎬がすっと姿を整えています。
どんな料理にも寄り添い、食卓の空気をほっと和ませてくれる器。
冬に使いたくなる理由は、このやさしさにあります。
矢口さんの器や木の器とも相性が良く、組み合わせるとさらに食卓が豊かに。
今年のクリスマスは、飾りすぎず、心地よい温度のうつわと一緒に過ごしてみませんか。



