九州・大分の伝統工芸「小鹿田焼(おんたやき)」が陶和に入荷しました。飛びカンナや流し掛けなどの技法が光る、民芸の温もりを感じるうつわをぜひ店頭でご覧ください。
目次
小鹿田焼の入荷と作家訪問の裏話
夏休みに予定していた九州・大分の「小鹿田焼 窯元」への訪問。
しかし、九州地方の大雨による交通の乱れにより、博多までは行けたものの、残念ながら現地訪問は叶いませんでした。
それでもご縁あって、柳瀬元寿窯さんのご厚意で作品を少し分けていただき、このたび陶和の店頭に並ぶこととなりました。



小鹿田焼とは
大分県日田市北部の山あいの小さな集落にて、1705年に柳瀬三衛門により開窯されました。窯元が谷川の水を利用した唐臼で土を砕き、薪を使う登り窯で焼くという昔ながらの技法で作られる素朴な焼き物です。
一子相伝で技法が受け継がれてきた小鹿田焼。
その窯元はわずか九軒。
どの家も代々伝わる技術を守り続け、今なお日本の民芸を代表するうつわを生み出しています。
小鹿田焼の特徴 ― 飛びカンナと櫛目や流し掛けの美
小鹿田焼を象徴するのは、ろくろの上で器を回しながら刃物で模様を刻む「飛びカンナ」の技法。
等間隔に広がる模様は、素朴ながらもリズム感にあふれています。
また「流し掛け」と呼ばれる釉薬のかけ方による色の対比も、手仕事ならではの味わいを感じさせます。












陶和で小鹿田焼をご覧ください
手に取れば、どこか懐かしい温もりが感じられる小鹿田焼。
食卓に寄り添い、日常を少し豊かにしてくれる民芸のうつわです。
今回は小鹿田焼の代表的な技法の作品をご用意しております。
ぜひ陶和の店頭で、その魅力を確かめてみてください。